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​ABOUT

Biography

倉持伊吹は、日本生まれの学際的アーティスト。

ニューヨーク、ロサンゼルス、東京、パリ、シドニー、台北、ローマなどの各都市のギャラリーや

美術館で作品展示されている。

2016年より大野一雄舞踏研究所にて大野慶人から舞踏を学ぶ。

詩的で振付的な身体性をもつ舞踏の思想と人間の身体を、パフォーマンス、映像、インスタレーション、絵画など多様なメディアに翻訳しながら、変容やフェミニスト理論に基づいたテーマに取り組んでいる。

2019年よりアーティストビザで現在ロサンゼルスに移住、2025年にアーティストグリーンカードを取得。

2025年 AHL財団 AAPI女性アーティスト・フェローシップ、2024年 ロサンゼルス市文化局(DCA)によるEMPOWERMENT助成および「Dance in the City」助成、2022年 SCI-ARTアンバサダー・フェローシップなどに選出。

2019年、『LA WEEKLY』“PEOPLE 2019”号の表紙で「Artist of the Year」として紹介され、2025年には『Los Angeles Magazine』の「重要なロサンゼルスのアーティスト10人」のひとりに選ばれている。

 
 


Artist  Statement

 

私の多分野にわたるアート実践は、ビデオアート、インスタレーション、そして舞踏を基盤としたパフォーマンスを通じて、人間の身体の表現可能性を探求しています。家父長制的な身体理想への批判を基盤に、私の作品は女性の身体を力、脆弱性、変容の場所として再構築します。

私は子宮を、単なる生物学的な器官としてではなく、記憶や悲しみ、ケア、そして抵抗が交差する概念的な空間として捉えている。
大野一雄の舞踏に深く影響を受けながら、その情動的で身体に根ざした言語を通じて、フェミニズムの視点から〈母〉という存在を問い直す。
それは母性を理想化するのではなく、その存在や不在、象徴としての重みをあらためて問い直す行為です。
私の作品は身体性、テクノロジー、非人間的なものの交差点を模索しています。変容、主体性、身体の変容をテーマに、アイデンティティとケアの境界の浸透性を反映したパフォーマンスとイメージを創造し、ジェンダー、親類関係について考察を促す代替的な身体のビジョンを提示します。

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